unless’s blog

日々のちょっとした技術的なことの羅列

サイバーエージェントに入社しました

2023-09-01から株式会社サイバーエージェントのDeveloper Productivity室にDPE(Developer Productivity Engineer)として入社しました @uncle__ko です
気がつけば入社して1ヶ月が経ったこともあり、こうして入社エントリを書かせて頂こうかと思いました
このエントリではなぜサイバーエージェントに転職したのか、サイバーエージェントで何をやっていくのかを簡単に記載していこうかと思います

簡単な経歴

ざっくりですが自分の経歴を振り返っていこうかと思います

SIer時代

銀行の帳票システムや勘定系、市場系のシステムを見たりしてました
z/OSやFACOMなどのメインフレームの知識、COBOLやJCLの知識を取得しました(今後の人生の役に立つのかはわかりません)
その後、クレジットカードの基幹系システムを作ったり、Gatewayを作ったり、信用情報照会機関(CIC、JICCなど)と接続してスコアリングシステムの構築なども行いました
金融系の経験が多かったかと思います
そんな中、電子書籍を販売するサイトのBackend Engineerとして、はじめてWeb系の会社に常駐する経験をしました
いままでの金融系の現場との違いを肌で感じて、自分もWeb系の企業で働きたいと思うようになりました

ECサイト時代

運良くECサイトを作っているWeb系の企業に転職し、Backend EngineerとしてJoinしました
AWSを使用し、言語はPHPな環境で色々な経験ができました
そもそも専任のインフラチームがなかったのでインフラ領域を触ることもできましたし、一時期はBackend Engineerが僕だけになってしまった時期もあり、採用に関わったりビジネス職の人たちとのMTGにも沢山呼ばれたりして、色々な知識をつけることができました
ECサイトが好調に業績を伸ばして、負荷もかなり増大する経験をして負荷試験なども行うようになりました

アドテク時代

ハイトラフィックな環境に興味が出てきたのでアドテク業界にいきました
DSP/DMPを主に見ることになり、秒間40万リクエストを50ms以内に返すためのシステムの設計/開発というあまり経験できない経験ができました
ここのエンジニアたちはみな優秀でいい刺激をもらいましたし、ハイトラフィックが故の考慮事項やオンプレな環境の経験も積めました

FinTech時代

比較的大きい企業の経験が多かったのでスタートアップ企業で働いてみたいと思っていたのと、その当時話題になっていたマイクロサービスやGo言語を使った開発がしたいとおもい、FinTechのスタートアップ企業に入社しました
お金を扱うが故の苦労やマイクロサービスが故の大変さを経験しました
そんな中、以前から興味のあった開発生産性向上を目的としたチームを立ち上げたりしました

Tech Teamの生産力を爆上げすべくGrowth Technology Teamが爆誕しました - Kyash Product Blog

なぜサイバーエージェントに転職したのか

FinTechのベンチャー企業時代にチームの立ち上げを行っているように、開発生産性の向上には個人的にとても興味がありました
FinTechベンチャー企業時代にはFourKeys基盤の構築やFeature Flagの導入、Staging環境の構築などを行ってました
FourKeys基盤の構築に関しては下記登壇資料をぜひ御覧ください

speakerdeck.com

そして、サイバーエージェントにはDeveloper Productivity室という開発生産性の向上を専門に行っている組織があります
自分が長年エンジニアをやってきて、エンジニアがより生産性を発揮して輝ける世界に少しでも貢献できるといいなという思いもあります
そんな開発生産性の向上をミッションにしている組織からのお誘いもあり、自分の興味の方向性ともフィットしてしていると感じたので、この度サイバーエージェントにJoinさせていただきました

site.developerproductivity.dev

サイバーエージェントで何をするのか

ざっくり言うと、サイバーエージェントグループにおける事業開発の開発生産性を高める動きをしていきます
直近だと2023年版のState of DevOps Reportのまとめを書いたりしました

site.developerproductivity.dev

そんなDeveloper Productivity室には現在2つのプロダクトがあります

ひとつはPipeCDというOSSとして開発されている継続的デリバリーシステムです
KubernetesやECSといった様々なアプリケーションにおいて、統一的なGitOpsスタイルでのプログレッシブ・デリバリーを実現するプロダクトです 2023年5月にCNCF Sandboxプロジェクトに採択されたりしてます

pipecd.dev

もうひとつはBucketeerというOSSとして開発されているフィーチャーフラグ・A/Bテストシステムです
トランクベース開発やデータドリブンでの意思決定を支えるための基幹プロダクトです

bucketeer.io

僕はと言うと、開発生産性 x 生成AIでなにか新しいプロダクトを作れないかを思案したりしてます
いろいろ考える中で、雑にPoCを作ったりもしました

unless.hatenablog.jp

社内基盤・OSS問わず、会社全体の開発生産性向上を高めるための新しいプロダクト創造をしていく所存ですし、開発生産性に真摯に向き合う日々を送ろうと思います

さいごに

規模の大きい組織の中で、横軸で開発生産性を向上させるというミッションは、ベンチャー企業とはまた別の大変さがあるように思います
規模が大きすぎて、何から手をつければ良いのか、どのように浸透させていくべきか、何やら雲を掴むような感覚を日々感じてます
ですがありがたい事に、チャレンジへの失敗に寛容な組織であるようなので、せっかくならでかいことやって派手に成功するか爆散するようなチャレンジをするのも悪くないかもしれないです

そんなDeveloper Productivity室ではまだまだ一緒に働く仲間を募集中です
開発生産性の向上に興味がある人やDevOpsに興味がある人はぜひ一度カジュアル面談しましょう!

site.developerproductivity.dev